妊娠中期になってくると、だんだんお腹が大きくなり、見た目にも妊娠していることがわかりやすくなってきます。体重も増えてきて、体の変化を様々な部分で感じることが多いと思います。今までできていたことができなくなったりすることも。
お腹が大きくなるだけではないのが妊婦の体。
まだまだ産休に入らずに仕事をしているママが多い時期ですが、普段の生活が「こんなにしんどかったっけ?」となることも多く出てきます。
動悸、息切れってどんな状態?
動悸は胸がドキドキすること。少し歩いたり階段を上ったりするなど、今まで何でもなかったちょっとした動作で胸がドキドキして、息がハアハアと上がってしまう状態です。
実際、胸がドキドキした時に手首で脈を測ってみると、普段の倍くらいの速さになっていることがあります。
何でそうなってしまうの?
以下の理由が挙げられます。
- 妊娠すると体内を循環する水分(血液量)が増えるため、心臓の負担が増える
- 赤ちゃんが大きくなり、それによって横隔膜が圧迫されるので息がしづらくなる
- 妊娠中は貧血になりやすく、貧血の症状として動悸息切れがある
動悸、息切れの予防ってできるの?
妊娠による動悸、息切れは生活習慣を見直すことで予防できます!
- 落ち着いて、深呼吸をしましょう(ゆっくりした呼吸が、自律神経のバランスを整えます)
- 貧血を予防しましょう(鉄分の多いもの、鉄の吸収を良くする物を摂取しましょう)
- 食事時間を見直しましょう(朝食の欠食、昼食の偏り、遅い夕食などはNG!)
- 夜更かしせず、22~23時までには就寝できるようにしましょう
- 軽いストレッチなどの運動で血行不良の改善を図りましょう
動悸、息切れがある場合、どうすればよい?
- 動作をゆっくりにして、背筋を伸ばして呼吸をしましょう
- 胸を圧迫しないような姿勢で過ごしましょう(クッションや背もたれなどを利用しましょう)
- 服や下着も締め付けないものを選びましょう
以上が動悸、息切れの予防策や対応策ですが、動悸息切れは母体の疲労にもつながります。
体を動かす時には無理せずこまめに休憩を入れたり、周りの人に休み休みでないと辛いことを伝えるようにしましょうね。
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