入院し、MFICUに入室し、はや一週間。
すっかり入院にも慣れましたが、なんせ体に自覚症状がないのと、医師の診察が週に1回しかないのでどうにも危機感が薄い。
ただ仕事・家事・育児をしなくて良いダラダラ生活を楽しんでいるような状況でした。
検温のたびに「水っぽいオリモノや出血はないですか」と聞かれますが、「全然ありません」とだけ…。
正確には、1日のみ茶色っぽいオリモノがでましたが、助産師さんに報告し、様子観察と言われてその1日のみで止まりました。
家に残してきた子ども達が気になりますが、一度保育園に電話して園での様子を聞いたところ、不安定になることもなく二人とも元気にやっていると。
夕食をお願いしている実家の母にも電話を入れましたが、小さいケンカやイヤイヤはあるものの仲良くしているし、ご飯もちゃんと食べていると。
そう言われてとりあえず安心はしましたが、でも気になる…
特に入院した時は9月で、その月の終わりには保育園の運動会があり、さらに長女の4歳の誕生日も控えていました。
体のためには、本音を言えば休んでいたいが、それでも子供たちのためには帰宅したい。
これ、すごいジレンマでした。
正直、家事と育児と仕事でクタクタだったので、数年ぶりの「何もしなくて良い生活」が快適すぎて、もうしばらくこの環境に甘えたい気分でした。
妊娠経過はシビアでしたが、なんせ自覚する症状があまりないので痛いとか苦痛とかがない。
三食昼寝つきで思いっきりゴロゴロできる。
入院中とはいえ、ある程度プライバシーは守られているし、スタッフは皆さん優しいし、部屋やトイレもキレイ。意外に食事もおいしい。
これ、退院したらこんな生活はもう二度とやってこないだろうなー…。
ああ、このまましばらく休んでいたい…!!
と、子ども達の写メを見ながらぼんやり考えていました。子ども達に会いたいのはもちろんだけど、それ以上に疲れていたんですかね…。
そう思っていたら、9月19日の診察で、絨毛膜下血腫は相変わらず5~6㎝大で変わらないが、大きくはなっていないし新たな破水や感染兆候もみられないため、退院許可がでました。
ようやく、約3週間に渡る入院生活に終わりが見えました。
もうちょっと入院していても良かったな、と思ったのは家族には内緒です。
ただし、退院しても自宅安静が必要なので、仕事の復帰は1か月は無理とのこと。
実際、この数週間の入院生活で体力が落ちているのが自分でもわかっていたので、この指示はありがたかったです。職場に出す診断書も下りたので、正々堂々と療養に専念できます。
ここから、場所を自宅に変えて安静の日々が始まります。
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ちょっと最初から、読んでみます?
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