2018.9.4(妊娠11w2d)
クリニックで書いてもらった紹介状を手にして、すぐに大学病院に向かいました。夫に、とりあえず大学病院に紹介入院となったこと、向こうに着いたらまた連絡することを伝えます。
夫は驚きつつも「やっぱり入院か…」と。
念のため、受診前に準備しておいた入院セットを取りに家に立ち寄り、すぐに出ます。
誰もいないリビングを見渡し、きっとしばらくは帰宅できない、これからどうなるんだろう、そう思って寂しいやら心配やら、いろんな感情がまた湧きました。
大学病院に向かい、案内されたとおり産婦人科外来の受付に行きます。すぐに病棟からスタッフが迎えに来てくれました…。
車いすで。
「すぐに病棟で診察して、そのまま入院になります。なるべく歩かないでください」と言われました。
いや、ここの駐車場めっちゃ広くて、入院の荷物を持ってかなり歩いたんですけど…。
病棟に向かい、医師の問診と内診。やはり羊水のチェックで反応が出たとのこと。
夫にも現在の状態やこれからの方針を説明したいとのことで、夫に来てもらいます。
夫と一緒に改めて説明を聞くと、
子宮の中に血腫(血の塊のような物)ができており、それができると、周囲の膜が弱くなり破れることがある。おそらくそのせいで膜に小さな穴が開き、羊水が漏れたと考えられる。
血腫は正式には絨毛膜下血腫といい、原因はわからないことが多い。
不妊治療をしていたり、もともと血液疾患を持っていて出血傾向がある人にはできやすいと言われているが、私の場合はいずれも当てはまらないので原因は不明。
アラフォーですが、年齢もあまり関係ないそうです。
破水は今のところ止まっているし、胎内に残っている羊水の量も若干少なめといったくらいで、わりと保たれている。
穴が開いた部分がどこかはわからないが、おそらくピンホールのようなごく小さい穴だと思われる。それくらいの穴であれば、安静にすると自然に塞がることがあるので、それを期待したい。
そもそも、穴が開いた場所がわかっても、縫い合わせたり閉じる処置というものはない。
一旦少なくなった羊水も、穴が塞がればまた順調に増えていくことが多い。
子宮の中は通常は無菌状態だが、現在ピンホールとはいえ穴が開き外界とつながってしまった状態。
そこからもし細菌が入って感染すると母子ともに危険な状態になってしまうため、感染対策が必要。
破水がこれ以上起こらないように、開いた穴が塞がるように、絨毛膜下血腫が大きくならないように、まずは安静にする。
感染対策については、抗生剤の点滴を開始する。
現在、赤ちゃんは元気だが、感染してしまったり羊水がまた減ったりすると妊娠継続できなくて流産、または人工的に取り出す可能性もある。
残念だが障害が残る可能性もあり、命が助からないことも多い。
…ざっとこんな感じでした。
覚悟していても、いざこのように説明されると「大変なことになってしまった…」という思いでいっぱいでした。
この日から、約3週間の入院が始まります。
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