2018.9.4(妊娠11w2d)
長い夜が終わり、ようやく朝になりました。
明け方頃から、見た目には水っぽい出血は止まっており、ナプキンには新しい汚れはほとんど付きません。それでも軽い生理痛のような痛みは残っていました。
簡単に朝食の準備をし、子ども達の通園の用意を整え、家族を起こしました。
子ども達は普段と変わりませんが、夫は夜中に私が何度もトイレに立ったり、眠れていないのに気づいていた様子。気にかけてくれ、いろいろ子どもたちの準備に動いてくれました。
子ども達を保育園に送るのを夫に任せ、私はすぐにクリニックに向かいました。
昨日、出血した時点で職場には連絡してあり、朝一で受診するので遅れること、場合によっては休むことを連絡済みでした。
診察前に改めて医師に昨日の状況を説明し、内診へ。
エコー画面に小さい赤ちゃんが映し出され、ドッドッドッドッ…と心音が聞こえました。
「赤ちゃんは大丈夫、元気ですよ」と言われ、一気に気が抜けて涙が出てきました。
それまで、予定外の妊娠だったために、正直今回の妊娠に対しての大きな喜びみたいなものはあまりなく、
「お金足りるかな」
「子供部屋の間取りをどうしよう」
「次女育休明けから復帰してまだ一年たってないのにまた産休に入るなんて、職場に迷惑がかかる」
…など、今後の生活のことを考えるばかりでした。
それが、思ってもみなかったトラブルが起き、赤ちゃんの命が危ない…となって、初めて
「元気でいてくれて良かった!」
と強く思い、自分でそれに驚いたのを覚えています。
ところが、ホッとしたのもつかの間、続けて先生が「ただ、良くないことが起こっています」と。
「こんな初期では滅多にないんですが、検査したら羊水が漏れているのがわかりました。
つまり、破水しています」と…。
その言葉を聞き、「まさか」と「やっぱり」が同時にありました。
先生によると、
見た目は破水は止まっているが、検査の結果で膣内に羊水反応がみられる。ドバっと出る破水ではないが、小さい穴が開きチョロチョロと破水したようだ。
まだ妊娠初期のこの段階では、羊水が完全に無くなったり、陣痛が来て赤ちゃんが出てきてしまっては救命も何もできない。
安静にしてこれ以上羊水が出ないようにして、開いた穴が自然に塞がるのを待つことと、破水した穴から感染を起こさないようにすることが必要。
そのための管理として入院が必要になるが、このクリニックではそこまでの管理ができないため大学病院に紹介する。
このようなことを言われました。
もしかして破水ではないかと思い夜中にいろいろネットで検索していた時、妊娠初期に破水した結果、安静入院をしたという体験記事をいくつか読んでいたので、実は朝のうちに簡単な入院準備を用意していました。
入院の覚悟はあったので、「やっぱりか」と思ったものの、頭に浮かんだのは子どもたちのこと。
診察室の奥では、先生が大学病院に電話したり、助産師さんたちが検査データを揃えたりしてバタバタしています。
入院したらきっと何日も退院できない。もしかして何か月も入院したきりかもしれない。
ネットを見ていた時、産まれるまで入院していた人もいたようだった。
夫は一通りの家事はできるけど、子どもたちはママがいなくて何日も大丈夫だろうか。
おなかの赤ちゃんももちろんですが、上の子ども達や夫にかける負担を思い、また涙が出てきました。
先生が急いで作成した紹介状を渡してくれた助産師さんに「気を付けて」と心配されながら、大学病院に向かいました。
前の話は、
次の話は、
コメント
[…] まさか!妊娠初期の破水③ 受診 […]
[…] 前の話は、まさか!妊娠初期の破水③ 受診 […]