そんなこんなで、妊娠11週という初期の段階で破水し、大学病院に入院することになった私。
入院期間中にすることといえば、これ以上破水が起こらないようにし、開いてしまった穴から細菌感染を起こさないようにすること。
具体的に言うと、安静にして、1日2回の抗生剤点滴を受けること。
入院の目標は、妊娠継続できること…でした。
ハッキリ言うと、
赤ちゃんが死なないこと、です。
それを担当の助産師さんから説明された時、改めてシビアな状態なんだな、と思いました。
2回の妊娠・出産を経験している私ですが、妊娠継続なんて当たり前のことだと思っていました。
年齢こそ高齢出産に届くようになっていますが、初めての妊娠も決して若い頃ではなく、それでも2回とも順調に経過していたため、妊娠トラブルは他人事でした。
それこそ、トラブルが起きるような人はもともと持病があったり極端に痩せている・太っているなど…と思っていたため、急に自分のこととなり戸惑いました。
そして、気になるのは自分と赤ちゃんだけではなく、夫と子ども達。
夜も私がいないと寝付けないのに、大丈夫だろうか。夫は色々協力してくれるし家事は一通りできるけど、休日出勤があったり帰りだって定時上がりなんてほとんどない。
幸い、自宅⇔実家⇔保育園⇔夫の職場が車でそれぞれ数分~10分程度の距離だったため、夫が夕方に一旦仕事を抜けて保育園→私の実家まで子ども達を送り、実家で子ども達の夕食を食べさせてもらう。
そして夜に夫が実家から子ども達を連れて帰り、入浴させて寝かせる、という生活をしてもらうことになりました。
夫の夕食はその時の仕事次第で、弁当を買って会社で食べたり、自力で何とかしてもらいました。
子ども達はもちろん、夫や実家の母にもずいぶん協力してもらい、何とかこの生活で乗り切りました。週末には子ども達を連れて夫の実家(こちらは車で一時間ほどかかる)まで泊まりに行ってもらったこともありました。
保育園にも事情を伝え、夫が仕事で迎えに行くのが遅れた時の延長保育や、土曜出勤となった場合の土曜保育など、急な依頼も対応していただきました。
私の職場は、ちょうど部署全体の業務量が少ない時期でもあり、電話1本で「こちらは気にせず休んでくれ」と言ってくれ、必要最小限の引継ぎをメールでするだけで良かったので助かりました。
入院初日は、職場や実家、保育園などいろんなところに連絡をしてバタバタしていましたが、落ち着くと
「もう夕方だ…パパはお迎え行けたかな」
「9時か…布団に入ったかな」
「明日、ちゃんと朝に起きれるかな」
と、気になるのは子ども達のことばかり。
なかなか気を休めて入院することができない。母親が入院するって大変…。
ほんと、つくづく思いました。
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