アラフォー出産体験記 ~長女編③~

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アラフォー出産体験記
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陣痛が10分間隔を切り、ついに入院となりました。

車で病院に向かいましたが、夜中のため道が空いており23時半すぎに到着。

これ、余談ですが、もうちょっと待って0時を過ぎてから入院すればよかった…。というのも0時をまたがなかったら、たとえ数分だとしても、その数分が入院1日分と換算されるのです。

普通分娩は病気ではないので、入院や出産にかかる費用は健康保険は使えず自費となります。市町村からの出産一時金が出るので、実際はそれとの差額を自分で負担する、という形になるかと思いますが、入院が一日延びると出産一時金ではカバーしきれず自費負担額が大きくなります。

そんなことは全く知らず、入院して内診を受ける私。子宮口が2~3㎝開いてきており、モニターを付けて陣痛を確認することになりました。

陣痛室に通され、モニターを装着。出血も少しずつ続いていました。陣痛の波は10分を切っていましたが、それなりに痛いが我慢はできる程度でした。生理痛の強い感じ。

一時間ごとに子宮口を内診され、1㎝ずつ開いてきていたので、「順調に開いてきているし、朝方には産まれそう。初産のわりには早そうですね」と言われ、痛みとともに出産がだんだん現実味を帯びてきました。

ところが…朝方になり、痛みは徐々に強くなってきたけれど子宮口が開かない。しかも、連日前駆陣痛が夜中に来ており、寝不足だったため眠くて仕方がない。陣痛室のベッドで横になり、ちょっとウトウトするつもりが本格的に寝てしまう。夫は隣でひたすら小説を読んでいました。

朝になり、再び痛みが強くなり目を覚ます。横になっていることができず、座って痛みを逃す。

内診で子宮口が8㎝まで開いており、今のうちならまだ歩けるだろうから、分娩台に移動しようと言われ、分娩室に行きましたが…そこからがまた長い闘いでした。

朝8時頃に移動して分娩台に乗るが、痛みは5分を切っていてかなり痛いものの子宮口が開かない。この時、痛み逃しにはテニスボールがいいと聞いていましたが、もっとピンポイントで肛門を押してほしくて、夫にゲンコツで押してもらうようにお願いしました。

「きたきた!」と言い、ゲンコツでグリグリと肛門を押してもらうことの繰り返し。後で夫の手を見ると、真っ赤になっていました…。

そして、忘れもしない朝9時。

なんと、分娩室に   義 母 襲 来 。

入院するときに両家の実家に連絡は入れており、ただし出産したらまた連絡するからそれまで来ないでくれと言っておいたはずなのに…!!

この時の産院は、夫や実母以外でも立会は誰でもできてウェルカムという雰囲気でしたが、まさか分娩室で足を広げているところをノックもなしで入ってくるとは…!!

普通、たとえ立会ウェルカムだとしても、産んでいる本人に一声かけてから入室させるんじゃないですかね??もしかして義母が分娩室という看板を見つけて無断で入ったとしても、そこまで勝手に入って来れるセキュリティは、それはそれでどうなのか。

あまりのことにパニックになり言葉が出ない私に代わって、夫が「何で来た!?しかもこんなところまで勝手に入ってくるな!」と追い出してくれましたが、その後もなかなか産まれないのに気になったのか何度ものぞきに来る義母。さすがに何度目からかは助産師さんに追い出されていましたが、出産に時間がかかったのは義母襲来がかなり影響しているといまだに根に持っています。

ここからは時系列で。

12:00 ようやく子宮口9㎝。医師による内診。グリっとされて、破水。

13:00 なかなか開かない子宮口。すでに破水もしており、時間がかかると感染など危険性が高まるため促進剤を使おうかと提案される。

13:00 促進剤投与開始、陣痛がさらに強くなる。

14:00 待ち望んだ子宮口全開。いきむゴーサインが出る。

15:00 何度いきんでもなかなか出てこない。陣痛は1~2分間隔。陣痛の合間には痛みのあまり脳内麻薬が出てふわーっと気絶。

17:00 なかなか出てこないので会陰切開し、最後の力を振り絞ってようやく出産。産声を聞いて、まだ大股を広げたままの分娩室に義母突入。助産師さんが赤ちゃんを抱いているところに行き、まず自分が抱こうとしてサラリと「最初はママが抱っこです」とかわされ、「ママの処置があるので」と部屋から出される。私は疲れ果てて文句も出てこず。

…と、こんな感じでした。

初めて産んだ赤ちゃんは本当にかわいかったけど、なんせ長丁場で疲れたのと、義母に振り回されてヘトヘト…と、ちょっと苦い思い出となった初産でした。

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コメント

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