こんにちは。
2022年11月現在、日本では引き続き新型コロナウイルスが猛威を振るっています。
今年は特に、インフルエンザとの同時流行が予想されるそうで、すでにインフルエンザとコロナの同時感染事例もいくつか報告されているとか。
コロナ関係はもちろんですが、夏には手足口病やヘルパンギーナ、冬にはインフルエンザやノロなどの感染性胃腸炎、そして季節を問わず風邪や突発性発疹…などなど、子どもはしょっちゅう病院のお世話になります。
体調が悪い子どもを病院に連れて行くのって大変ですよねー
そうなのよー。
ぐずる子どもと順番を待って、ようやく診察してもらっても怖がって泣くし、落ち着いてお医者さんと話もできなくて…
わかるわかるー
とりあえず子どもをなだめて診察を受けさせることだけに必死になってしまいますよね・・・
バタバタのまま診察を受けて全部終わって病院を出てから、あれも聞けばよかった、これを伝えるの忘れた、とか思い出しちゃって…
痛いほどわかります!!
それじゃあ、子どもを連れた診察の時に、うまくお医者さんに伝わるような工夫を教えましょう!!
はじめに。モモハナって誰よ?
このサイト、モモハナさんちの管理人です。
3人の産休育休を経て、医療職をしています。
いつもは私が問診などをする立場なので、子ども達の体調不良で受診する時には「医療者側が、何を知りたいか」を考えながら診察を受けています。
子どもの受診、ここが難しい
当然ですが、赤ちゃんや子どもは自分の症状を上手く伝えることができません。
赤ちゃんはもちろん、お話がうまくできる子でもお医者さんの前では緊張して話せなかったり、全く違うことを言ってしまったりするので、ママやパパが代わりに伝えてあげなければなりません。
また、診察の時に泣く子をなだめたりしているとそれに意識が集中してしまい、聞きたいことを聞きそびれたり、症状を正しく伝えられなかったりします。
子どもの受診にはメモを作って持っていくのがおススメ
そこで、子どもの診察の時にはあらかじめ紙に症状の経過を記録して、それを持参するのが断然おススメです。
受診メモには何を書けば良いのか?
決まった書き方はありませんが、だいたい必要な項目は
- いつから
- どんな症状か具体的に(発熱、下痢、嘔吐、痛み、皮膚トラブル、機嫌が悪い…etc.)
- その症状は変化したか
- 食事や水分はとれているか、ミルクなら何cc飲めたか、普段との違い
- 何か家庭で対処したことや使った薬はあるか→あれば、その対処の結果
- 家族や友人、保育園や幼稚園などで体調不良の人がいるか、どのくらい接触したか
このような感じになります。
これは、問診でいつもどんなことを聞かれるかな?と思い出してみると良いと思います。
実際の受診メモはどんなもの?
例として、あげてみます。こんな感じになります。
8月5日夜から熱を出し、一晩自宅にある薬を使って様子をみたが、翌日の6日に再び熱が上がり受診・・・
といった、よくありがちなケースです。
どうでしょうか?
このメモだけで、昨夜からの流れがだいたい目に浮かんできませんか?
これくらいのメモなら、病院に予約して出かけるまでの数分もあれば書けると思います。
病院について、受付で診察券などを出す時にメモも一緒に渡すと、とてもスムーズに診察が進みます!
ブツブツ、発赤、湿疹などの皮膚トラブルは写真を撮る
ブツブツや赤みなど、子どもは皮膚トラブルも多いもの。
しかし、例えば夜にブツブツが出たけれど、いざ皮膚科に行こうと思ったら翌朝には消えた…などいうこともあります。
子どもの皮膚トラブルは純粋な皮膚疾患に限らず、ウイルス感染によって出てくるもの(手足口病のような)も多くあります。
その場合、皮膚の様子が数時間~1日単位でどんどん変化していくので、赤みやブツブツが出たら写真に撮っておくのはとても有効です。
医療者側も、受診メモがあると実は助かる
シロウトがこんなもの持って行って、迷惑じゃないかな・・・
こう思う人もいるかもしれませんが、実際、医療者側はとても助かります。
当然医療者側はプロなので、もちろん子どもの症状をみて聞くべきことを聞くのですが、どうしても話が行ったり来たりして正しく情報を得るのに時間がかかったりすることもあります。
実際、親の立場で受診する時には私もよく「昨日から熱が出ていて…こんな経過です」とメモを渡しますが、どこの病院でも「わかりやすくて助かります」と言われます。
複数の症状が出ていた時には、「熱はこの日の夜から」「次の日から下痢」「朝方はゼイゼイ」のように、メモに書くことで時系列で整理できて説明がしやすかったです。
メモを見ながら追加で質問してくれスムーズにいきましたし、私のメモをカルテに張り付けて記録として残してくれる先生もいました。
さらに、保育園の登園許可など、こちらが聞きたいこともあらかじめメモに書いておくことで確認漏れがなくなりました。
おわりに
子どもの看病は大変ですよね。
受診がスムーズにいき、正しく症状を把握してもらったり聞きたいことを確実に聞けるようにするためにも受診メモはかなり有効です!!
「こういう書き方じゃないとダメ」という決まりもないので、書きやすいように書いてみて下さいね。
もちろん、子どもの受診ではなく大人の受診にも役立ちます!!
特に、お医者さんに伝えたいことがいっぱいある…受診の時には緊張してうまく話せない、忘れっぽい…などに当てはまる人は、今度からは受診メモを活用しましょう!!
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