※出血などの表現があるので、苦手な方はご注意下さい。
2019.3.12
めでたく長男を出産した私。
本陣痛がついてから、かなりのハイスピードで進んだお産だったため、体力は残っていたもののまだ産んだことに頭が追い付いてこず、分娩台で放心状態だった私。
産声と、助産師さん達の「おめでとうございまーす!」の声、「カワイイぞ、おい!」と興奮する夫。
赤ちゃんがいる処置ベッドは私の頭側にあったため、そちらを見ようとすると股の間からダポン、と何かが溢れる感触。
かなり出血したらしい。
助産師さんが出血をうけとめたガーゼやらを計測中。
気づいたら一人の先生が私のお腹をぐにぐにともんでいて、どうやら産後の子宮の収縮を促進するためのマッサージをしていた模様。
マッサージに合わせてまたダポン、と出血する感触がありました。助産師さんが出血を計測し、全部で1リットルほどあったそう…。
考えただけで血の気が引きます。
その後、お腹の中をツンツン引っ張られる感じがして、まだ何か痛いことがあるのかとすっかりビビッて「何ですか!?」と聞くと胎盤が出るところだと。
胎盤がズルっと出て、出るときは痛みはなし。ホッとする。
しかし次の瞬間、鋭い痛みが!!
何かと思ったら、胎盤の残りがないかを見るために出産したばかりの股に金属の器具を入れて、こじあけて先生が見ている!!
これ、思い出しただけでも腰のあたりが寒くなるくらい痛かったです…。
その後、ちょっと出口が裂けていたとのことで、数針ナートしてもらう。
さすがに局所麻酔をしてくれたけど、チクチク縫われる感じはしっかりわかるし、これも地味に痛かったです。
そして、実はバースプランに産後の希望としてある特別なことを書いてありまして…。
それは、「胎盤が出た時に、一緒に出た絨毛膜下血腫を見てみたい!」です。
長男がお腹でまた数㎝の頃からできていた絨毛膜下血腫。
どんなものが私の胎内にいたのか、見てみたい!!そう思ったのです。
さて、助産師さんが見せてくれた血腫は…
一言でいうと、「細長いレバー」でした。胎盤に、臍帯とは別にベルトのようにくっついていました。
こいつのせいで入院したり安静にしたりという生活になって、長男は産まれてこれるかわからないほどでした。
消えるだろうと言われていたのに残り続け、消えたと思ったら別の場所にできたというしぶとさ。
長男は途中からその血腫を触ってオモチャにしていました。
こいつのせいで私の人生最後(たぶん)の妊娠は、ハイリスク妊娠とはなりましたが、思いがけずゆっくりする時間ができたり、いろんな意味で忘れられない体験をして特別な妊娠生活となりました。
そのせいで家事や上の子の世話などをするのに十分動けなかったりと、パパや上の子たちにも試練がたくさんありましたが、それもみんなで乗り越えて成長できたかな。
無事産まれて来れたからこそですが、なぜか血腫にもありがとうと言ってしまいそうな出産ハイの私がそこにいました。
さようなら、血腫!!
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